教育・福祉活動

【中国】

 

●「春蕾(しゅんらい)小学校」130校建設計画

 中国は、北京・上海など沿岸の都会は、近年めざましい発展を遂げつつあり、西側諸国とほとんどかわらない豊かな情報と富と物資に恵まれています。しかし、西部地域をはじめとする、目立った産業のない地方の生活水準は低く、日本の一昔前のような、極端な貧しさの中に取り残されています。こうした辺境地区には、家計の貧しさから義務教育すら満足に受ける余裕がなく、小学校の途中でやむなく自主退学し、働き始める子供も多くいるのです。 

 中国では、都市部のめざましい発展にともなって、地方との格差が年々深刻になりつつあります。辺境地方では学校自体の数も少なく、また、建物はあっても照明器具はなく、倒壊する危険度の高い老朽化した危険建物だったりと、ふつうの義務教育を当たり前に享受できない子供たちが、現在でも 100 万人以上いるのです。 そして、そのほとんどが女子の子供達です。

 こうした現状を聞き、半田氏が会長を務める特定非営利活動法人世界芸術文化振興協会( IFAC )では、中国の最貧地区に 130 校の小学校を寄付することを、中央政府の中国児童少年基金会、及び中国婦女連合会に申し出ました。  

 2000 年4月から向こう 13 年間で毎年 10 校ずつ、 IFAC の寄付により、中国児童少年基金会と地元の教育委員会の三者が協力し、 130 校の建設が始まりました。2012年までに、130校が建設されました。寄付金総額は 13 年間で 3000 万元(約4億5千円)にのぼる見込みです。半田氏は、毎年この資金の捻出に大変苦労し、また努力をしているそうです。

 そして、このプロジェクトでは、校舎の建物を寄贈するだけでなく、学内の備品や 1000 冊以上の蔵書の図書館、またスライドやコンピューターなどの機材も提供し、ビジュアルで勉強できるような設備も整えています。

総出で半田氏を出迎えてくれた子供たち。
総出で半田氏を出迎えてくれた子供たち。
中国人との区別をつけるため、公式の場では常に羽織袴を着用します。

総出で半田氏を出迎えてくれた子供たち。

 

 さらに、日本の学校の体育館や講堂にあたる「露天舞台」(野外の簡易ステージ)を作り、開校式では、この舞台を使って中国の伝統芸能である京劇公演や歌、踊り、漫才などを開催し、生徒だけでなく、地域の人達全員が楽しめるようにしています。こうした文化的催しは、貧しい地方では何年間に一度あるかないかのことで、近隣の村から何万人もの村人が見物に集まってきます。

IFAC が進めている「春蕾小学校計画」は、教育の振興と文化芸術の振興という二本柱の計画なのです。

「春蕾(しゅんらい)小学校」130校建設計画
「春蕾(しゅんらい)小学校」130校建設計画



2000年3月29日「中国新聞」

2000年3月29日「中国新聞」


『日本の友人深見東州氏《春雷小学校》100校を建設』
 世界芸術文化振興協会会長深見東州氏は、中国児童少年基金会に3000万人民元を寄付、中国に100校の“春雷小学校”を建設することとなり、本日、人民大会堂にて契約式典が行われた。これは、中国児童少年基金会成立以来、最高額の寄付金である。
 深見東州氏は、精華大学や浙江大学などの客員教授を務め、日中文化交流と友好活動のために積極的に貢献してきた。彼は、“春雷プロジェクト”について聞き及び、惜しみない資金援助を申し出、中国の貧困地域における百校の“春雷小学校”建設を決心した。
(新聞記事画像をクリックすると、拡大してご覧いただけます)

(※2000年から10年間で100校の小学校を開講。さらに、2010年から3年間で30校の小学校を設立・開講した)

 

●「春蕾 (しゅんらい)計画」

 中国では現在、中央政府による貧しい子供たちへの教育援助のプロジェクトが大きく二つあります。

 中国共産主義青年団による「希望プロジェクト」は、貧しい青少年が、良い教育を受けられるように支援することを目的としたものです。そして、中華全国婦女連合会のもと、中国児童少年基金会(宋慶齢基金会ともいう)が進めている「春蕾計画」は、貧困に苦しむ女児を支援するものです。

 いずれも、子供たちが義務教育にふさわしい場で教育を受けられるよう、危険校舎の修築や学校設備の充実などに取り組んでいます。この二つのプロジェクトによって、多くの貧困地区において、退学した子供たちが新たに復学しているのです。
北京の女子高校に進学することができた「春蕾クラス」の女子生徒たち
北京の女子高校に進学することができた「春蕾クラス」の女子生徒たち

 

●貧困地区の成績優秀な女生徒の「春蕾 ( しゅんらい ) クラス」を支援

 この他、 IFAC では「春蕾」高校クラスのために 72 万元を寄付し、学校に通う女子生徒の北京での学習を支援しています。

 「春蕾」高校クラスの女子生徒 30人は、中国全土の11の貧しい少数民族地区出身の優秀な生徒ばかりです。中国では、「一人っ子政策」の影響で、貧困地域では女の子は戸籍に入れられない場合も多くあり、女の子は学校に行かなくても構わない、という考え方が一般的なのです。捨て子も、女の子が圧倒的に多いと聞きます。

 北京市内の近代的な中学校内(中国の中学とは、中学と高校を含めたもの)に、中国全土の少数民族のうち 30 部族から、特に優秀な女の子を一人ずつ代表で集めた「春蕾クラス」があります。彼女たちの学費は、当初、香港のある事業家が好意で出資していたのですが、近年事業不振に陥ったため、高校卒業を待たずに支援は打ち切られる予定でした。そこで、半田氏が代表を務める IFAC が、「春蕾クラス」の30人の「義理の父親」となって、支援を継続することを申し出ました。女生徒達は絶叫するほど喜び、感謝して一層勉学に励むことを誓いました。

 この女生徒達は、 IFAC の支援によって三年間の高校生活を送ったあと、それぞれ大学に進学し、勉強を続けました。そして、 2007年6月に、全員が無事に卒業しました。卒業後、一人は大学院に進み、多くは北京で良き仕事を見つけ、何人かは郷里に帰りました。そして、彼女達はそれぞれの少数民族の、未来のリーダーになっていくのです。

 

※「春蕾」高校クラス卒業後、彼女達は以下のような大学へ進学しています。

 首都経済貿易大学、北京化学工業大学、中国農業大学、北京工業大学、北京工商大学、首都師範大学、北京聯合大学、華南農学院、中華女子学院、他。

春蕾クラス同窓会(2007年4月)
春蕾クラス同窓会(2007年4月)
春蕾クラス同窓会(2007年4月)

 

●「春蕾クラス」

 中国児童少年基金会の「春蕾計画」では、就学機会の少ない貧困な少女を対象に、学校で寄宿しながら小学校教育を続けられるよう、「春蕾クラス」の設置も行っています。春蕾計画は 1986 年からスタートし、これまでに 90 万人の女児を援助してきています。投入された費用は、延べ3億人民元。それでも中国全土には、まだ 100 万人の教育を受けられない子供たちがいるのです。

 これらのプロジェクトは、国庫金だけでなく、民間人の多大な寄付によって成り立っています。そして、半田氏が率いる団体が、その中の最高、最大の支援団体なのです。

 

●「春蕾芸術クラス」を支援

 天津市三毛芸術学校には「春蕾芸術クラス」があります。

 このクラスは、半田氏が会長をつとめる特定非営利活動法人世界芸術文化振興協会( IFAC )の支援により、 2001年9月に、芸術分野の才能に秀でた中学1年生の女子生徒11名で編成されました。皆、中国の貧困地区から集まってきた女生徒たちです。 IFAC 代表である半田氏は、彼女らの「義理の父親」として、この学校を訪問、教育費を支援しています。第一期生は、 2004年に全員が無事に卒業しました。
春蕾芸術クラス
春蕾芸術クラス

 

●春蕾樹人学校クラスを支援

 2001年9月、 IFAC の支援により、北京市私立樹人学校に「第2期 東州春蕾クラス」が開設されました。生徒数は 32 名。第1期と同じく、成績優秀ながらも、貧困から中学に上がれない女子生徒を、中国全土から集めて作られたクラスです。

 初等中学(日本の中学校)1年に入学した生徒達も、 2007年には、大学受験を控える高等中学(日本の高校)3年生になりました。

 このプロジェクトを支援している IFAC 会長・半田氏に対し、生徒達は皆、心から感謝しており、「日本のお父様」として慕っているのです。

 

●敦煌市の孤児100人を支援

 半田氏は、中国敦煌市文化経済顧問でもあります。

 半田氏が会長をつとめる IFAC では、敦煌市にも小学校を作り、敦煌の孤児100人の「義理の両親」として教育費を送金しています。

 「支援百名孤児就学計画」と命名されたこの計画は、甘粛省敦煌の失学孤児100名が小学校に6年間学習するための資金援助のプロジェクトで、 2001年12月から始まりました。

 

●中国児童慈善家として、 中国国家より表彰

中国における大きな児童福祉への貢献に対し、半田氏は、特定非営利活動法人世界芸術文化振興協会会長として、「中国児童慈善家」として中国国家より表彰を受けました。  

 

「中国児童慈善家」として表彰を受ける
「中国児童慈善家」として表彰を受ける

2002年6月23日「京華時報」
2002年6月23日「京華時報」

『愛心は無上の宝』
 昨日、第一回「中国児童慈善活動日」総表彰大会が人民大会堂にて行われた。中国児童少年基金会と中華慈善総会の連合主催により、この一大公益活動が繰り広げられて以来、約1億人の人々がこの活動に参加、半年間で計1億3千万元以上の寄付金と4000万元以上に相当する援助物資が寄せられた。表彰大会では、15名が“中国児童慈善家”の称号を得た。写真は、日本の友人深見東州氏と彼の支援を受ける樹人学校の子供たちである。
(新聞記事画像をクリックすると、拡大してご覧いただけます)

 

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